2019年 05月16日 12時10分 配信

米国学生アスリートと合同シンポジウム開催

シンポジウム 最大化

「アメリカの学生アスリートの日常」を日本に伝えるシンポジウムが大盛況!

5月15日、米国ディビジョンⅠのテンプル大学(フィラデルフィア)の学生たちが来日。

 昨年度、日本大学アメリカンフットボール部の問題や数々のスポーツ界の不祥事、さらに日本版NCAA(UNIVAS)の設立が行われる等、日本の「学校スポーツの改革」が叫ばれる中、筑波大学(茨城県つくば市)において、米国の学生たちが日本の学生たちに「学校スポーツへの警鐘やアメリカの学生アスリートの現状」を伝えるために来日した。

シンポジウムは日米の学生たちが現状や意見を交換し合う形で展開。

最も違うのは大学の姿勢だ。

image

大学の「学生アスリートに対する使命」は

スポーツを通して、

「スポーツ後の人生で成功することを若者たちに教えること。」

と定義されている。

そして、そのためのプログラムが「米国の大学には仕組みとして実装されている」ことだ。

・アメリカではリーグ戦は「大学が」試合を主催する(ホームアンドアウェー)

・試合日程が大学の学業や行事と重なることが無い。

・学生アスリートは人生設計を大学のキャリアセンターと一体となって行い、学業について計画する。

・成績を取れなければ公式戦はおろか、練習にも参加できない。

・ナショナルチームの代表選手になるためには大学が許可をしなければならない。

・シーズン中のチームとしての活動時間(練習やミーティング、試合の合計時間)「週に20時間まで」と決められいる。

・それを越えるチーム練習を行った場合は大学に対して奨学金の減額や活動停止等が科される。

・NCAAに加盟している全ての大学が試合の主催からこれらのルールを順守しなければならない。そのため、練習時間や遠征などは全ての大学が「平等」である。

・練習時間が限られているため、いかに合理的に練習するかが重要。

・主催試合では学業もスポーツも頑張る学生アスリートを応援しようと、一般の学生たちがみんなで準備を行い、地域まで一体になることを目指している。

これらの実情についてあらためて学生たちから提示された。

image

テンプル大学の学生たちは

「スポーツ後の人生」で成功したい!

と極めて充実した学生生活を行っている。

シンポジウムの後半では日米学生アスリートにそれぞれの環境やお互いの大学スポーツに関わっている目的について パネルディスカッションを行い、異文化ながらも同じ学生アスリートとしての考えや目指している将来について語り合えた。

あらためて日米の大学スポーツの違いが明確となった今回のシンポジウム。

今後筑波大学では様々な実践を引き続き発表する予定だ。

image