2019年 03月30日 8時38分 配信

学業成績を規定したアワードを開催

学業 健全化

筑波大アスレチックデパートメントは「学業優先」の意志を表明

筑波大ADは2019年2月に対象クラブの学生アスリートを表彰するアワード「TSUKUBA ATHLETIC AWARDS」を開催。

会場となったホテルに集結した200人の学生アスリートたち。

ドレスコードはなんと「カジュアル・エレガンス」。

学生アスリートたちはオシャレをして、普段とは全く違う雰囲気で会場へ。

彼らを待っていたのは2018年度を振り返る映像や演出の数々。

しかし、ここからが筑波大アスレチックデパートメントの意志表示だ。

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GPA(学業成績平均)が「3.2以上」でないと表彰されない

なんとこのアワード。GPA(学業成績平均)が「3.2」以上無ければ どんなに優秀な競技成績を残しても、どんなに社会貢献活動をしても 「表彰の権利を有しない」ことが司会者から発表されたのだ。

「GPA3.0」はオールBを意味する。

よって、筑波大学ADが定めた「3.2」という基準はオールBでは叶わず、A以上も複数取らなければならない。

スポーツ活動との両立で時間が限られる学生アスリートにおいて学業に全く気を抜けない基準となっている。

この基準が「監督たちとの協議によって決められた」ことに意味がある

この「GPA3.2」という基準を決めたのはアスレチックデパートメントではなく 「定例の監督会議の場」において協議によって決められた。そこに大きな意味がある。

つまり、この基準を共に作った立場として

「指導者も一緒になって学業を担保していこう」

という合意形成を大学として行ったのだ。

既に監督や指導者の中で「3.2」という数字は明確な基準となっている。

大盛り上がりの表彰式に

学業基準が発表されたことで会場の学生たちにも大きな変化が起こる。

学生アスリートが次々に自分のGPAをチェックし、

今日の表彰対象者になれるかも!?

来年頑張らないと足りない!

などの声が起こる。

そして、受賞した学生が発表されると、尊敬を込めて歓声が上がり始めたのだ。

4つの表彰を贈呈

筑波大アスレチックデパートメントは

・学業が特別に優秀だった学生アスリートを表彰する「ALL ACADEMIC AWARD」

・学業基準をクリアした上で、競技活動で大活躍した学生アスリートを表彰する「ALL ATHLETIC AWARD」

・学業基準をクリアした上で、部の健全化や最大化に貢献した学生アスリートを表彰する「SPECIAL AWARD」

そして最後に

年間最優秀学生アスリート「STUDENT ATHLETE OF THE YEAR」

を発表した。

初代「STUDENT ATHLETE OF THE YEAR」の女子バレーボール部(4年)の丸尾遥香さんは

・4年間の学業成績基準をクリア

・部のキャプテン

・全日本インカレ優勝、東日本インカレ優勝

・バレーボール連盟の最優秀選手賞も受賞

と文句無しで満場一致の受賞となった。

まさに筑波大学の学生アスリートの「初代ロールモデル」となった。

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未来に繋げ「Tsukuba Atheletic Awards」

筑波大学はこのアワードを他大学にも推進したいと考えている。

今回出席した学生たちには「必ず3.2以上は取り続ける」という 学業優先への意識がセットされ、指導者や学生たちの間で 「3.2」というのはもはや共通言語にまでなっているからだ。

そして、4月に入学してくる新1年生は

「筑波大では当然学業成績を収めなければならない。」

という意識も生まれる。

その上でスポーツ活動や社会貢献活動を頑張ると、大学からの表彰が待っている。

次々にロールモデルが生まれれば、全学の学生たちも応援したいと思う。

「Tsukuba Atheletic Awards」は「本来あるべき学校スポーツ」の新しい提示なのだ!

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